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現在の最新ブログは、こちらのアドレスで掲載しています。
http://blog.revitalization.jp/
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本日読売新聞にて取り上げられていた「地域商店街活性化法案」ですが、これは今年度中小企業庁にて検討していたものです。
■商店街再生に新手法 イベント、託児所に助成…経産省
商店街活性化分野に明るい方は分かるように、少し読売新聞は見出しを間違えています。新手法ではなく、従来から支援していたものをより強化するという言い方の方が正しいでしょう。
まず従来の共同設備への投資に関しては、既に体力のある(自己負担ができる)商店街が限られてきており、中活認定地区で戦略補助金などで十分に対応可能という判断と言えます。既に高度化事業などの活用例も減少の一途で、複数年の負債を行ってでも投資していく事業は全国一律でやる必要は薄くなってきた背景もあります。
さらに今回のイベント、託児所などへの支援は従来からもソフト事業として支援を行ってきています。託児所などに関しては、厚生労働省との連携事業なども数年前から行っており、中企庁が空き店舗対策補助を、厚生労働省が託児所事業支援を併せて行うものです。私もNPO法人フローレンスの初期段階に検討したものですが、店舗型の託児所の運営モデルの厳しさ、厚生労働省補助をもらうことで顧客から受け取れる額も制約が生まれることなどから結局は活用しなかったことがあります。
高齢者への宅配サービスも90年代からFAX宅配、その後はインターネット受発注や電話配送などに関して様々な補助事業が行われてきています。
防犯対策に関しても自警団はじめとして、安全安心まちづくり活動については全国各地で既に取り組みが行われてきています。電動スクーター貸し出しなどもタウンネビリティ事業で、とてつもない金額が投入されたケースも過去にあります。
ということで、読売が報じるような新手法ではなく、これらの従来ソフト事業への補助率をあげるというのが、今回の制度の軸と言えます。
土地の譲渡の税制控除に関しては、従来から言われてきたものの新たなインセンティヴです。とはいえ、これだけ市況が低迷している昨今ですので、どこまでの促進策になるかは分かりません。
ただし、不動産市場低迷で昨年から商店街に限らず土地取引への税制優遇は自民党を中心として検討されているのは聞いていましたので、そういった論調も追い風になったのかもしれません。
どちらにしても、商店街活性化事業においてこれらソフト事業の課題は独自継続できる「収益力」をつけることができていない点です。個人的には補助率が1/2から2/3にあがったことによって、事業実施のハードルは下がることは評価できるものの、それによって一定の事業性を確保し、さらには独自継続できるだけの収益力を生み出せるか。ここをどう打開するか、が重要なテーマであると思います。
イベントでも、防犯でも、独自商品開発でもそうですが、これまで補助金がついている間だけはできたが、その後は継続できない、というビジネスモデルそのものに問題を抱える事業が多くあるわけです。これらの補助率をあげても、結局は自己負担が軽減されるだけで終わってしまう可能性があります。
つまり新手法を求めるとすれば、「儲かる共同事業」をいかに作るか、それに先行投資することではないかなと思います。何より商店街の本来機能は、「まちづくり」をやることではありません。商店街におけるまちづくりは、戦略アプローチで言われる「補助的サービス」の増強に当たります。つまり商店街の商品である、店舗や不動産ビルなどはそのままに、それらに付随する周辺サービスで魅力をあげようという形です。
本来はこのような周辺サービスに力を入れる前に各店舗の経営力増強に繋がるような事業、もしくはやる気のない店舗からやる気のある店舗への新陳代謝を促進するが求められていると思っています。王道をいく商店街活性化事業、儲かる個店、儲かる活発な不動産を作り上げることが、商店街活性化では重要であると思っています。が、なかなかそのあたりは明確に打ち出せないものです。
先日国交省が小売機能増強に対して個店支援を打ち出していますが、あのような既存店舗や既存不動産などの経営効率改善や投資に繋がる支援策を練っていく方策もあってよいように思います。
工業系中小企業政策であれば、新たな工作機械の導入などによって新規受注を狙うのと同じく、苦しい中も継続的に経営している飲食店の機材更新などで、新たな調理法を導入することで魅力アップや機械化による経営効率改善に繋がることが多くあります。熊本から始めている各種コスト契約効率の改善などの取り組みなども、確実に各店舗やビル経営にプラスの経済的インパクトを与えています。つまりこのように商店街の本業にヒットするような事業が重要であると思うのです。
これらはしっかりと補助なしでも、事業を通じて対価を得られるだけのメリットを生み出せる可能性があります。まちに必要な機能を果たすと共に、皆が金払ってでも使いたいと思えるサービスでなければならないわけです。ただなら使うけど、金払ってまでは使わない、しかし必要というものであるならば、補助金は永遠に出し続けて公共サービスとして責任をもって進める領域だと思います
一方でしっかりと商店街のビジネス支援も重要な領域であると思います。
今回読売が出しているのは、検討されてきた内容の一部に過ぎません。どうにか、これまでの商店街活性化とは異なり、王道の商店街への活性化事業促進を進めてもらえるようにして頂きたいなと思っています。
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本日読売新聞にて取り上げられていた「地域商店街活性化法案」ですが、これは今年度中小企業庁にて検討していたものです。
■商店街再生に新手法 イベント、託児所に助成…経産省
商店街活性化分野に明るい方は分かるように、少し読売新聞は見出しを間違えています。新手法ではなく、従来から支援していたものをより強化するという言い方の方が正しいでしょう。
まず従来の共同設備への投資に関しては、既に体力のある(自己負担ができる)商店街が限られてきており、中活認定地区で戦略補助金などで十分に対応可能という判断と言えます。既に高度化事業などの活用例も減少の一途で、複数年の負債を行ってでも投資していく事業は全国一律でやる必要は薄くなってきた背景もあります。
さらに今回のイベント、託児所などへの支援は従来からもソフト事業として支援を行ってきています。託児所などに関しては、厚生労働省との連携事業なども数年前から行っており、中企庁が空き店舗対策補助を、厚生労働省が託児所事業支援を併せて行うものです。私もNPO法人フローレンスの初期段階に検討したものですが、店舗型の託児所の運営モデルの厳しさ、厚生労働省補助をもらうことで顧客から受け取れる額も制約が生まれることなどから結局は活用しなかったことがあります。
高齢者への宅配サービスも90年代からFAX宅配、その後はインターネット受発注や電話配送などに関して様々な補助事業が行われてきています。
防犯対策に関しても自警団はじめとして、安全安心まちづくり活動については全国各地で既に取り組みが行われてきています。電動スクーター貸し出しなどもタウンネビリティ事業で、とてつもない金額が投入されたケースも過去にあります。
ということで、読売が報じるような新手法ではなく、これらの従来ソフト事業への補助率をあげるというのが、今回の制度の軸と言えます。
土地の譲渡の税制控除に関しては、従来から言われてきたものの新たなインセンティヴです。とはいえ、これだけ市況が低迷している昨今ですので、どこまでの促進策になるかは分かりません。
ただし、不動産市場低迷で昨年から商店街に限らず土地取引への税制優遇は自民党を中心として検討されているのは聞いていましたので、そういった論調も追い風になったのかもしれません。
どちらにしても、商店街活性化事業においてこれらソフト事業の課題は独自継続できる「収益力」をつけることができていない点です。個人的には補助率が1/2から2/3にあがったことによって、事業実施のハードルは下がることは評価できるものの、それによって一定の事業性を確保し、さらには独自継続できるだけの収益力を生み出せるか。ここをどう打開するか、が重要なテーマであると思います。
イベントでも、防犯でも、独自商品開発でもそうですが、これまで補助金がついている間だけはできたが、その後は継続できない、というビジネスモデルそのものに問題を抱える事業が多くあるわけです。これらの補助率をあげても、結局は自己負担が軽減されるだけで終わってしまう可能性があります。
つまり新手法を求めるとすれば、「儲かる共同事業」をいかに作るか、それに先行投資することではないかなと思います。何より商店街の本来機能は、「まちづくり」をやることではありません。商店街におけるまちづくりは、戦略アプローチで言われる「補助的サービス」の増強に当たります。つまり商店街の商品である、店舗や不動産ビルなどはそのままに、それらに付随する周辺サービスで魅力をあげようという形です。
本来はこのような周辺サービスに力を入れる前に各店舗の経営力増強に繋がるような事業、もしくはやる気のない店舗からやる気のある店舗への新陳代謝を促進するが求められていると思っています。王道をいく商店街活性化事業、儲かる個店、儲かる活発な不動産を作り上げることが、商店街活性化では重要であると思っています。が、なかなかそのあたりは明確に打ち出せないものです。
先日国交省が小売機能増強に対して個店支援を打ち出していますが、あのような既存店舗や既存不動産などの経営効率改善や投資に繋がる支援策を練っていく方策もあってよいように思います。
工業系中小企業政策であれば、新たな工作機械の導入などによって新規受注を狙うのと同じく、苦しい中も継続的に経営している飲食店の機材更新などで、新たな調理法を導入することで魅力アップや機械化による経営効率改善に繋がることが多くあります。熊本から始めている各種コスト契約効率の改善などの取り組みなども、確実に各店舗やビル経営にプラスの経済的インパクトを与えています。つまりこのように商店街の本業にヒットするような事業が重要であると思うのです。
これらはしっかりと補助なしでも、事業を通じて対価を得られるだけのメリットを生み出せる可能性があります。まちに必要な機能を果たすと共に、皆が金払ってでも使いたいと思えるサービスでなければならないわけです。ただなら使うけど、金払ってまでは使わない、しかし必要というものであるならば、補助金は永遠に出し続けて公共サービスとして責任をもって進める領域だと思います
一方でしっかりと商店街のビジネス支援も重要な領域であると思います。
今回読売が出しているのは、検討されてきた内容の一部に過ぎません。どうにか、これまでの商店街活性化とは異なり、王道の商店街への活性化事業促進を進めてもらえるようにして頂きたいなと思っています。